
私が税理士という仕事を意識したのは、中学生の頃。父が独立し、会社を経営する中で、相続問題などを解決する税理士の存在を知ったのがきっかけです。高校生になる頃には「自分も経営者の力になれる専門家になりたい」と、自然とこの道を志していました。
ただ、キャリアを進める中で常に自問自答していたのは、「自分の本当の価値はどこにあるのか」ということでした。
多くの会計事務所は、帳簿を作り、申告書を提出することが主な業務になりがちです。もちろん、それは基本であり、正確さが求められる重要な仕事です。しかし、私はそこに留まりたくなかった。私たちが提供すべきは、その先にある「企業の未来をどう良くしていくか」というソリューションのはずだと。
その信念が試された、象徴的な出来事があります。
ある企業の税務調査で、過去の役員退職金について「過大である」として、約1億円の否認を突き付けられました。経営者にとっては、まさに絶体絶命の危機です。
しかし、私は諦めませんでした。ここで常識を疑い、あらゆる可能性を探るのがプロの仕事です。過去の判例を徹底的に洗い出し、他社事例のデータベースを駆使して「この金額が不相当に高額ではない」という理論武装を固めました。そして、税務署に対して「我々の主張が覆せないのなら、これが正当な処理のはずだ」と、ロジックで交渉を重ねたのです。
結果は、1億円だったはずの否認額を、わずか500万円にまで抑えることができました。
これこそが、私たちの存在価値です。単なる作業なら、いずれAIに代替されるでしょう。しかし、法律や判例を深く理解し、交渉し、クライアントの利益を最大化する。この付加価値こそが「バリューストラクチャー」という社名に込めた想いであり、私たちが目指す専門家のあるべき姿なのです。

旧来の会計事務所は、一人の担当者が入力から決算まで全てを抱える「個人プレー」が主流でした。私も経験しましたが、正直に言うと、私は入力作業がそこまで得意ではありません。むしろ、好きではない(笑)。
それなのに、全員が同じことをやるのは非効率だと思いませんか?
入力作業が正確で、それを突き詰めるのが好きな人もいる。逆にお客様と向き合い、課題をヒアリングするのが得意な人もいる。複雑な税法を読み解くことに喜びを感じる人もいる。一人ひとり、得意なことも好きなことも違うはずです。
だから、バリューストラクチャーでは「協力して仕事をする」ことを絶対的な価値観に置いています。
自分の得意分野を伸ばし、その領域でエースになる。そして、自分が得た知識や経験は、惜しみなくチームに共有する。「この件は〇〇さんが一番詳しいから教えてもらおう」「このノウハウは全員に展開しよう」そうやって互いに教え合い、サポートし合うことで、個人の成長がそのまま組織全体の力になる。
そんな「全員がエースで、全員がサポーター」であるような組織を、私たちは本気で目指しています。
今、日本は人口減少という大きな構造変化の真っ只中にいます。これは、あらゆる企業にとって他人事ではありません。
例えば、私は常々「コンビニのレジ打ちの仕事は、いずれ全てセルフになるべきだ」と思っています。人がやらなくてもいい仕事は、どんどん機械やITに任せるべき。そして、人は介護や福祉、新しい価値を創造するような「人にしかできない仕事」に集中するべきなのです。
この考えは、私たちの事業戦略の根幹にもなっています。
私たちが今、特に力を入れているのが「事業承継支援」と「バックオフィスの効率化(BPO)」です。 後継者問題で黒字廃業の危機に瀕する企業を、税務の力でスムーズに次世代へ繋ぐ。非効率なバックオフィス業務をRPAなどのデジタル技術で効率化し、企業が本来の事業に集中できる環境を創る。
これらは、単なる一企業の利益に留まりません。企業の存続を助け、社会全体の生産性を向上させる、非常に社会貢献性の高い仕事だと自負しています。
10年、20年先を見据え、世の中から本当に必要とされるサービスを提供する。それが、私たちの使命であり、成長戦略です。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。 最後に、私たちがどんな仲間を求めているか、率直にお伝えしたいと思います。
私たちは、指示されたことだけをこなす「従業員」を探しているわけではありません。
自ら「もっとこうすれば良くなるのでは?」と考え、挑戦できる人。 その挑戦が、自分のためだけでなく、クライアントのため、チームのため、ひいては社会のためになるのだと信じられる人。 そして、昨日できなかったことが今日できるようになる、その成長自体に喜びを感じられる人。
要するに、会社やクライアントの未来を「自分ごと」として捉えられる“当事者”を求めています。
もちろん、最初から全てができる必要はありません。私自身がそうだったように、素直に学び、前向きに行動する意欲があれば、チーム全員であなたをサポートします。
バリューストラクチャーは、まだまだ発展途上の会社です。しかし、だからこそ、一人ひとりの挑戦が会社を大きく変えるダイナミズムがあります。
RECRUIT
バリューストラクチャーでは業務におけるAIの活用を積極的に推進しています。領収書の読み取り、仕訳の自動化、データチェックなど、これまで人手で行なっていた定型作業をAIに任せることで、より判断力が求められる業務にリソースを集中できる体制を整えています。AIツールを使いこなしながら業務を改善していける方を歓迎します。
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